
先日、小学校に寄贈された樹齢380年の屋久杉の板をお預かりし、展示用のテーブルへと加工させていただきました。
直径2メートルにも及ぶ堂々たる一枚板は、まさに大自然が育んだ歴史そのもの。その貴重な素材に手を加え、形を与えるという仕事を任せていただけたことは、職人としてこの上ない誇りであり、大きな喜びでした。
長い時を刻んできた屋久杉に向き合う中で、実際に屋久島の大地に立ち、その空気を肌で感じてみたいという思いも募りました。
また、直径2メートルの一枚板を運ぶことは容易ではありませんでしたが、配送業を営む息子に託し、無事に小学校へ搬入・設置を終えることができました。こうして子どもたちの学び舎に、この大自然の恵みと職人の手仕事を届けられたことを心から嬉しく思います。